木造住宅の解体費用の相場は?安く解体する方法も徹底解説!
2022/11/292024/06/28
目次
木造住宅の解体にかかる費用の相場はご存知でしょうか。
木造の場合、上屋のみの解体費用の相場は坪4~5万円程度ですが、地階がある物件や作業量が多くなるような複雑な物件は解体費用が上乗せされていきます。
また、付帯工事、廃材処理、整地にも費用がかかります。
付帯工事にかかる費用の相場
家屋内の残置物処分:1万円/平方メートル
ブロック塀解体:1万円/1本
庭木の撤去:2000~3000円/平方メートル
廃材処理にかかる費用の相場
建物を解体する際に出た廃材を処理するのにも費用がかかります。
廃材処理にかかる費用の相場は概ね3000~8000円/平方メートルほどです。
木くずやコンクリートなど、廃材の種類によっても異なります。
整地にかかる費用の相場
建物を解体した後は整地を行う必要があります。
整地とは、土をならして平らにするなどして土地をきれいにする工事です。
土地に何も問題がなければ、500~1500円/平方メートルほどの費用で済みます。
しかし、土地に大きな段差がある場合、または抜根や地盤改良が必要な場合などは、
さらに高額になることがあります。
木造住宅の解体にかかる費用を決める要因
1.立地
2.住宅がある地域
3.解体業者
4.家の大きさ
5.不随工事費用
1:立地
重機が入ることができないような、狭小な敷地や住宅密集地の場合、工事費用が高くなる傾向があります。
その理由は「手作業での解体が増えるため」です。
解体予定の建物の立地を予め把握しておくと、追加の解体費用がかかるかどうか見当をつけることができます。
2:住宅がある地域
解体工事現場が住宅街にある場合、防音対策が必要になり、追加の解体費用がかかる傾向があります。
騒音規制法により作業が規制されるため、騒音や振動に気をつけて作業する必要性が出てきます。
解体工法も騒音が少ないものに限定され、重機などを使えなければ手作業になります。
そのためコストが高く、解体にかかる時間も長くなってしまう傾向にあります。
3:解体業者
解体の職人の数は年々減少傾向にありますが、解体には分別作業が必ず必要なため、
重機での解体よりも手作業が増えてきているのが現実です。
以上のことから、人手不足により解体価格は上昇、解体作業時間も長期化傾向にあります。
4:家の大きさ
前述したように、解体作業は手作業の割合が増えている傾向にあります。
その理由は、リサイクル関連法という法律により、産業廃棄物処理や不法投棄の対策のため、
解体現場では分別作業が必須となりました。
重機で一気に解体して、解体時に出たものを捨てることができなくなり、
分別をしながら解体する「手作業・機械作業併用分別解体工法」という工法が現状多く取り入れられています。
上記から、家の大きさが大きければ大きいほど、コストと時間がかかります。
5:付随工事費用
木造でも複雑な構造である場合や頑健な構造である場合は、高額な費用がかかることがあります。
さらに2階建てなどである場合は壊す面積や手間が増えるため、費用が高くなります。
建物の地下に構造体がある場合も、解体費用が高くなります。
地下の解体費用は基本的に地上階の解体費用と同じくらいですが、場合によっては
特殊な埋め立て作業が必要になることもあります。
使用されている建材も費用に関係します。壊しにくい建材であるほど解体費用が高くなります。
また、樹木、ブロック塀、門扉、倉庫などメインとなる建物以外に不随されているものの解体、撤去には追加で費用がかかります。
解体する建物以外に撤去したいものがある場合は、さらに解体金額があがることも視野に入れておくと良いでしょう。
木造住宅の解体費用を安くする方法
木造住宅の解体にかかる費用は増加傾向にあります。
できるだけ無駄な費用は抑えて解体工事ができるようにするためにはどうすればよいのでしょうか。
木造住宅の解体費用を安くする方法を3つご紹介します。
1.不要品は処分しておく
2.敷地内の草木を処理しておく
3.役所への申請や届け出を自分たちで実施する
4.補助金を活用する
5.重機をそろえている業者を選ぶ
6.複数の業者に見積もりを取る
7.費用が足りない場合は「空き家解体ローン」を利用できる
1:不用品は処分しておく
解体工事以外の不随工事があると、自然に解体費用が高くなってしまいます。まず、自分でも対応できる作業については先に処理しておくと、費用を抑えることができます。
家具家電などの不用品などの処分は、解体業者にお願いすることも可能ですが、予め自身で処分しておきましょう。
2:敷地内の草木を処理しておく
不用品の処理と同様、敷地内の草木も解体工事前に処理しておくことをお勧めします。
草木の処理についても解体業者に依頼することが可能ですが、付帯工事という扱いになり、解体費用に追加されます。
コストカットしたい場合は、草木の処理も忘れずに事前に実施しておくと良いでしょう。
3:役所への申請や届け出を自分たちで実施する
建設リサイクル法の事前申請や、道路使用許可申請書などの届け出や解体工事後の建物滅失登記の申請などを自分で実施すると、その分解体工事費用を節約することができます。
4:補助金を活用する
解体に対して国からの補助金制度はありませんが、自治体によっては補助制度が利用できるところもあります。
自治体のホームページなどで、費用的支援があるかどうかや、支援金の内容について調べてみると良いでしょう。
5:重機をそろえている業者を選ぶ
重機をそろえている業者を選ぶことで費用を抑えられることがあります。
効率的に作業できる重機をそろえている業者であれば、その分手作業が少なくて済みます。
そのため人件費を抑えられたり、作業が短時間で終えられたりします。
これらの理由から費用が安くなる場合があります。
6:複数の業者に見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取り、依頼する業者を選びましょう。
同じ工事内容であっても、業者によって解体費用が異なることがあります。
業者の利益率の設定が異なっていたり、拠点から現場までの距離が違ったりするため、費用が異なってきます。複数の業者から見積もりを取り、比較検討して、依頼する業者を選ぶのがおすすめです。
複数社から一括で見積もりを取れる相見積もりサービスもあるため、利用してみてください。
7:費用が足りない場合は「空き家解体ローン」を利用できる
解体費用を自分で用意できない場合は、「空き家解体ローン」を利用するのもおすすめです。
空き家解体ローンは、空き家を解体する際に利用できるローンです。
具体的な金利や借入額などは金融機関によって異なるため、比較検討しましょう。
解体費用は、人手不足や手作業が多いことから費用が年々上がってきています。
すでにある建物を解体してから売却することで買い手が付きやすくなりますが、解体費用がかかったり、
税金が上がったりと、メリットもありますが、デメリットもあります。
住宅解体や土地売却を検討中の方は、解体対象の土地が解体に向いているか、また解体費用の相場などを予め調査することをお勧めします。
株式会社永雅では、迅速・丁寧・低価格をモットーに、環境にやさしい解体工事を目指しております。
相見積もりで高いと感じた方、他社の見積もりでご納得されなかった方はいつでも株式会社永雅までご相談ください。(見積り時、別途料金は残置物及び基礎解体時の地中埋設物の撤去処分のみ)
※堺市、和泉市、岸和田市を中心に大阪南エリアで多くのお客様にご利用いただいております。
監修者
永田 雅昌
代表取締役社長
<資格>
・足場組立作業主任者 ・車両系建設機械作業主任者 ・アークガス作業主任者 ・移動式クレーン作業主任者 ・職長安全衛生責任者 ・フォークリフト作業主任者 ・石綿作業主任者 ・アスベスト調査者 ・建設業許可(解体・建築・とび土工)
近隣からのクレームがない施工作業を長年行っております。お施主様の満足度は常に高く、今後も綺麗な仕上がりをして参ります。
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解体見積相談所
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